2017年6月23日金曜日

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週末の紅茶作り交流会には老若男女、そして海外からも何人も参加いただきにぎやかな面々でした。
まずは茶畑にて手摘み収穫。二番茶の新芽の上の方、手でポキッと茎が折れるくらいの所で折りながら手の腹の部分にためていき籠に入れていきます。たくさんやるには根気と集中力と体力が必要で、そしてちょっとゲーム感覚のような。
この時期はウンカという虫に吸われた葉っぱは少しクタっとするのですが、ダメージから身を守ろうとして出す香りは紅茶作りにはよい香りとなるのがおもしろいところです。
梅雨とは思えぬ日差しの中、根気よく約半日摘みました。手摘みは機械刈りよりはるかに時間がかかりますが、よい部分をたくさん採れてやはりとても贅沢。その後、茶工場の専用の置き場に置いて葉を萎れさせる行程を経て翌朝から加工スタートです。
茶工場では圧力をかけて茶葉を揉み、しばらく置いて発酵させ、機械で乾燥させて完成です。茶葉の香りは次々変化します。生葉置き場ではフレッシュで爽やかな香り、揉んでいる時はちょっと青いバナナのような香り、それから紅茶らしい香りへ。葉の質感も変わっていきます。それぞれの行程で皆さん手触りや香りを確かめ、最後は紅茶専用のテイスティングカップで味や香りを楽しみました。作った紅茶は少しづつお土産に。
書いた香りは私の個人的感覚ですが、皆さんそれぞれどんな香りを感じたでしょうか?これから紅茶を飲む時に茶畑の風景や茶工場のシーンや香りがフワッと浮かぶと思います。その時、ただの商品の紅茶でなく「私の紅茶」になり、そういう楽しさがおいしいものを飲みたいとか、その後ろにある豊かな自然や畑や農家への思い入れに繋がったらとても嬉しいです。
皆さん暑い中、お疲れでした。ありがとうございました!  






2017年6月14日水曜日

週末の田植え交流会は参加者約70人、うち約半数がちびっこというとってもにぎやか1日になりました。
午前中は田んぼの水路の上流をたどり、水はどこから来てるかを見学。午後は田植えタイム。皆で植えてスピーディーに植え終わりました!
毎年来て下さる家族は、初めて来たときは3秒で田んぼから出ちゃったり、畔からがんばれ~って応援していたちびっこが、今では他の子に教えながら田植えしている、と成長ぶりを教えてくれたり。大人の参加者はデトックスした気分です!と楽しそうな顔をしていたり。田んぼには不思議な魅力や力があるなあと実感。
ピヨピヨとかわいい合鴨の赤ちゃんははちびっこ達に大人気。田植え後は、合鴨ってどんな鳥?というスライドショーで皆さんに合鴨の紹介。虫や雑草を食べてもらいながら田んぼで生活しますが、秋前には田んぼから引き上げ(稲穂を食べてしまうので)、毎年秋の稲刈り交流会ではなんとその合鴨達を絞めて皆でいただきます。皆さん食べられるだろうか。
主食であるお米作りに関わるのは、食や生きていくベースになる部分と思い、多くに人に来てもらえ嬉しいです。皆さんありがとうございました!

2017年6月9日金曜日

先日、合鴨の赤ちゃんが到着しました。ピヨピヨと賑やかに早送りみたいなスピードで動きまわっています。田植え後に苗の根付きが安定したら田んぼに放ち活躍してもらいます。
静岡はちょうど梅雨入り。恵みの雨と共に植物がぐんぐんと伸びていく季節。おいしいご飯を目指しつつ、週末はいよいよ田植えです。(研修生 めぐみ)

2017年6月8日木曜日

共存


先日刈りナラシをした茶畑では、2番茶の新芽が伸び始めています。

無農薬でのお茶づくりでは今の時期が最も病害虫の被害を受ける時期です。よ~く観察すると手前の葉には赤ダニがついて葉の一部が赤く変色しています。柔らかい新芽はウンカなどの害虫の大好物。害虫の被害を受けると葉は自らの身を守ろうと特有の香気を出す。それが豊かな香気の美味しい発酵茶づくりには欠かせない。インド、スリランカ、台湾など発酵茶の産地でも同じことが言われていて、この「ウンカ芽」を重宝している。

先日開催した新茶のテイスティング会で畑を見学した参加者の一人が、「自然界には余計なものは何一つ無いのですね」と言っていた。豊かな生態系を守っていくことで人間もその豊かさを享受できると思う。

二番茶の新芽が伸びるにつれ、今年の紅茶づくりへの楽しみが膨らんでいく。間もなく紅茶作り始まります。

今はせっせと草取り。茶畑まわりの刈り取った草は茶畑に敷き込みます。循環する命の中でお茶づくりをしています。

2017年6月6日火曜日

先日の日曜日、午後は新茶テイスティングツアーをしました。
今回は藤枝近隣の方中心に初めて杵塚家に来る方がほとんど。
まずは山の中の茶畑へ。静岡に住んでいると茶畑はとても「見慣れた風景」であっても実際に茶畑に入る機会は農家さんでないとなかなかないもの。無農薬、無化学肥料の茶畑では害虫といわれる特定の虫などを殺すことはなく、結果生態系が豊かになり特定の虫などが大発生しなくなっています。土もふかふかとしてお茶の木も元気です。雑草も元気になりますが。実際にお茶園とお茶園を囲む山など見てもらえるのは農家さんにとってもとても貴重で嬉しい機会です。
その後は新茶の淹れ方講座へ。お湯の温度や葉っぱの開き具合や急須の形などなど。皆さんには見て香りをかいでさわって飲んでもらいました。何℃で何分、という覚え方よりその方がずっとわかるし自分で淹れたくなります。
杵塚さん親子によるお茶の話から日本の農業のこれからまで熱いトークもしっかり。農作物を通して、それがどう作られたかと伝えることはとても大事で、更に作り手がどういう思いでそういう作り方をしているか、目指していること、大事にしている思いを一緒に伝えることのに、こういう機会は本当に大事だなと思います。参加者の皆さんありがとうございました! (研修生 めぐみ)

先日の日曜日午前中は、静岡駅近くの商店街にある自然食品店リアルフードあくつさんの店先周辺の朝市「せんげんサンデー」に出店しました!こちらの出店は農家さん限定。こじんまりとした規模ながら、様々な農家さんのたくさんのお野菜たちが並び、とっても賑やかでした。近くにこういう朝市があったら通っちゃうなあ。
杵塚家からは冠茶と冷たい紅茶の試飲を出しながら販売。冠茶はやはり飲んでもらうと独特の甘みとまろやかさにビックリする人が多く一番試飲のしがいのあるお茶に感じます。アイスティーは日差しの強い天気にはピッタリのお茶でした。これからの季節にとっても嬉しい飲み方でこちらも好評に感じます。来てくれた皆さんありがとうございました。(研修生 めぐみ)

2017年5月24日水曜日

新茶2017!


今年の新茶できました。
今年は例年よりも収穫が2週間ほども遅れ、芽も揃わなかったり、収量が少なかったりと大変な年でしたが、無事収穫を終えることが出来ました。畑から荒茶加工、仕上げ加工、パッケージング、発送まで茶に関わるすべての人の想いが詰まった新茶です。

山のお茶は浅く蒸して加工するため、深蒸し茶のような濃い色は出ませんが、スッキリとした甘みと旨みが特長です。お勧めの淹れ方は60℃で2分間抽出。

新茶の風味は今の時期しか味わえません。是非この時期だけの味をお楽しみください!
ご注文はこちらからどうぞ!
www.munouyakucha.com